2023年みんなの交流会 「花の鎌倉史跡巡り」

(2023/03/27)

3月27日(月)、昨年までの「みんなのつどい」を発展継承して、「みんなの交流会」を開催し、鎌倉散策を行いました。
午前中からは、若い人向けの健脚コースを設けまして、午後からはどなたでもご参加頂けるよう平坦なゆとりコースを設定しました。
史跡巡りの最後にお広前が新しくなった鎌倉稲村ガ崎教会にお参りさせて頂きました。


○健脚コース
健脚コースは10時に鎌倉駅時計台前に31名が集合し、3班に分けて史跡巡りを開始しました。先頭の第1班では、春休みの少年少女たちが金光教旗を掲げて先導し最初に銭洗い弁天に到着しました。ここで子供たちは、お小遣いを洗い清め倍増を願いました。

次にきつい坂を上り詰めて源氏山山頂へ到着しました。
源氏山には源頼朝像が鎮座しており、各班毎に頼朝様とツーショット写真を撮りました。
おなかがすいたところでランチタイムとなり、早速、カラスとトンビの歓迎がありました。頭上を警戒しながら、広場で崎陽軒の美味しい弁当をいただきました。

 
昼食後は、鶴岡八幡宮に向かい(実朝暗殺のイチョウ・静御前の舞舞台見学)⇒頼朝の墓⇒大倉幕府跡⇒北条高時腹切りやぐら⇒桜咲く若宮大路と、桜の盛りに人出も倍増した鎌倉の街並みを堪能しました。

そして江ノ電に分かれて乗車し稲村ケ崎で下車、鎌倉稲村ケ崎教会お広前に午後3時すぎに到着、教会の皆様のおもてなしをいただき、解散となりました。(高橋義吉)


〇ゆとりコース報告
3月27日(月)12時半、ゆとりコース参加の12名は、鶴岡八幡宮の鳥居をくぐってすぐ、太鼓橋前に集合した。遠路はるばる参加して下さった甲府教会長以下4名、丸子の女性信者さん5名、神奈川教会の男性、登戸教会長と筆者の12名。そこにグループリーダーの信徒部長が来てくれて、観光客であふれかえる八幡宮を離れて、「頼朝の墓」に向かった。

途中、横浜国大付属小学校中学校や清泉小学校のある一帯の住宅地は、公文所、問注所など鎌倉幕府の主要施設が置かれていたそうで、説明の石碑があった。20分ほど歩いて、墓の下に到着。そこから頼朝のお墓まで53段の階段を登らねばならないという。「下の公園で待ってます」と言う方もいて、希望者だけ登って行った。感想。「案外質素なのね、やっぱり武士のお墓だからかしら」。

公園のベンチでしばし休憩、次の目的地、「腹切り櫓」に向かう。後醍醐天皇が討幕の兵を挙げ、足利尊氏、新田義貞など討幕軍が幕府軍を追い詰めて、いよいよ最期と悟った北条一族や幕府の残党が800人余も自害したという場所で、昔は霊的な噂が絶えない処だったとか。気のせいか、少し怖いような感じがあるが、今はすぐそばまで住宅地になっている。そこから若宮大路に戻り、折から満開の桜が咲き誇る段葛(だんかずら=八幡宮への参道)を歩いて鎌倉駅にもどった。その間およそ2時間弱。


江ノ電鎌倉駅から藤沢行の電車に乗り、5つ目の稲村ケ崎駅から徒歩5分、3年前に落成した鎌倉稲村ガ崎教会に向かった。稲村ガ崎というのは、新田義貞が鎌倉攻めをした時の古戦場で、海に黄金の剣を投げ入れ、龍神に祈願すると、潮が引き、海上に居た北条軍が流されたため、稲村ガ崎を突破出来たという、有名な伝説のある場所である。
教会は木造の、「瀟洒」という形容がぴったりの外観で、親奥様と若先生が軽井沢にあるキリスト教系の教会を気に入り、そのイメージを膨らませて建築会社に設計をお願いしたとか。素敵な外観の建物で、内部は便利によく工夫されている。

若先生の先唱でご祈念のあと、ご挨拶を頂き、薫り高いコーヒーで喉を潤しながら、健脚コースとゆとりコースの参加者、さらには直接教会に参拝された数人の方々も含めて40数名が、自己紹介をしたり、歓談したり。1時間があっという間に過ぎ、駐車場で参拝者全員の記念写真を撮って、16時前に散会した。

暑くなく寒くなく、時々晴れの曇り空、前日の雨のおかげでほこりも立たず、絶好の散策日和であった。その上、桜はちょうど満開で、段葛の両側の桜も今を盛りと咲き誇っている様子は、まことに綺麗だった。事故もなく、うれしく楽しく有難い散策を感謝のうちに終了した。(大塚東子)

2023年03月27日