2022年 輔教懇談会 報告

(2022/09/03)

 

 9月3日午後1時半、県民センターの一室で、コロナ禍のため、2年間休会していた輔教懇談会を開催した。出席者は7名と少なかったが、活発に意見交換が出来た。

 ① コロナ禍にあって、どう過ごしたか、教会や信者さんの様子を含めて、自己紹介をして頂いた。各教会では、マスクや手指消毒はもちろん、お祭を2回に分けたり、ユーチューブで配信したり、拝詞を大きな声で唱えない、お直会やお茶はしない、などなど。教会まで来て、お届の用紙をポストに入れて帰った信者さんがいたとか。参拝者は減っていて、電話でお届したり、人が来ない時間帯にお参りしたり、教会も信者もそれぞれに工夫をこらしてきたようだ。

 ② 近頃奇跡的なおかげ話を聴くことが少なくなったが、おかげというのは厳然としてあるはず、体験談を話して頂いた。腹水が溜まるような進行した癌に罹り、人工肛門を付けることになると言われたが、そこからおかげ頂いて人工肛門はつけずに20年、今も元気にさせて頂いている。若い頃旅行の途中、電車内で幼児が「おなかが痛い」と泣いている。かなり逡巡したが、思い切って持っていた御神米を差し上げた、口に入れると同時に、幼児は「治った!」。差し上げたこちらがびっくりした程で、有難く思った。その他、お繰合せの実例は、いろいろ出た。広い空港で思いがけなくバタッと出会えたり、信じられないようなご都合お繰合せというものは、出席者のほとんど全員が経験し、実感しているようであった。

 ③ 輔教としてどのような御用をさせて頂いているか。典楽の御用、教会誌の発行、大工仕事や電気工事仕事など修理一般、掃除、草取りなどの御用が多かった。輔教でなければならないという御用ではなく、信者さんなら誰でもして下さることであるが、自覚的積極的に取り組んでおられるような気がした。

 最後に、顧問の横山光雄先生(丸子教会長)から、感話を頂いた。

「皆さんの神様に向かう姿勢や信心への取り組みを見せて頂いた。こういう機会を積み重ねることで、横の繋がりや仲間作りが出来る。回を重ねることで、輔教であることの楽しさや喜びを共有できることになるのだから、これからも積極的に参加して頂きたい。また時に輔教の願いとするところについて考え確認し、言わば原点に戻る心の作業が必要かと思う」

『輔教の皆さんへ』と題した、先生手作りの冊子を頂いて、散会した。(報告・大塚東子)

2022年09月03日