◇ 座談会: コロナ禍においての連合会活動について

◇どのような問題を抱えているか
◇またどのような活動をしてるか

◇月日 2022年8月18日(木)
◇場所 丸子教会
◇参加者
 南 清孝 登戸教会長
 山田信二 横浜西教会長
 村田光治 子安教会長
 大塚東子 武蔵小杉教会
 山田初子 相模原教会
 山口和賀雄 子安教会
◇司会 今村則子 生麦教会



今日は「コロナ禍においての連合会活動について」「今現在、どのような問題を抱えているか、またどのような活動をしているか」というテーマを中心に、特に連合会に関わる教師・信徒のみなさんに集まっていただき、座談会をさせていただきます。よろしくお願いします。


先ず信徒部の山田初子さんにお伺いします。コロナ禍で活動や会議等、難しかったと思いますが、実際いかがでしたか。

山田初子(以下、初子)
私は主に「女性のつどい」を担当しています。女性のつどいでは、換気など感染に気を付けながら対面で活動しています。例えば口答をなるべく減らすために「意志カード」を作り、発言者以外の意見も確認しつつ感染予防もしていました。また、感染が拡大している頃は、リモートでの会議も行いました。
最初は「意外と工夫出来る」と感じていましたが、リモートでの会議では決め事以外はしづらく、対面での活動も制限で以前のようには開催出来なくて、もどかしかったです。

信徒部山口さんはどうでしたか。

山口和賀雄(以下、山口)
私が連合会で御用させてもらうようになったのは割と最近なのですが、今から他の方々と知り合っていくのに、リモート会議だとなかなか関係を築けず、オンラインでの会議に参加できない方もいると、名前は聞いたことあるけど、どんな方か分からない、という方もいます。


会議中でも、相手の顔色・様子がわかりにくく、なんとなくお互い遠慮しながらの発言で終わるように感じています。なので最近は、会議の後などに「リモート飲み会」を希望者でしてみたりしました。同じ画面の中での話でも、会議と違ってリラックスしてワイワイとすることで、一人一人の個性がわかり、繋がりが出来たように思います。「横のつながり」の大切さを強く感じました。

南清孝(以下、南)
 コロナ禍の中、対面での開催が難しいことから、昨年、今年と教師信徒研修会はリモートで開催しました。参加者の中には、家庭の事情から「リモートなら参加します。」という方がおられれば、逆に「パソコンがないから、リモートができる環境がないから」と、参加したくても参加できない方もおられました。


また、講師の先生にとっても、画面に向かって話をするのですから、参加者の顔が見えず、反応を感ずることができず、何か一方的に話をしているという感をもたれたと思います。

山田信二(以下、山田)
 甲府教会など、距離があり普段なら参加出来ない人でも参加できるのは、リモートのいいところでもあると思います。研修会など、時間や交通費を心配することなく、神奈川山梨内、ひいては全国の研修会に参加できるので、その点では喜ばれている方もいました。

今回のコロナ禍では、リモートの便利さと不便さ、両面が見えてきたと思います。これから、コロナが落ち着いてくれば、規制もかなり緩和されてくると思いますが、コロナ以前のようにはなかなか戻らないかもしれません。そんな現状の中、これからどういうふうに進めていけばいいと考えてますか。

大塚東子(以下、大塚)
今日本自体が高齢化社会に向かっていますが、金光教はそれより更に、教師も信徒も高齢化が進んでいると思います。逆に考えると、定年を迎えた六十代~八十代の元気で時間に余裕がある方がたくさんいるということだと思うんです。


例えば、平塚教会の信徒の上杉さんは、元々ホームページを作成する仕事などもされていたのですが、その方に神奈川山梨連合会のホームページを作っていただいたところ、とても「見やすい」等好評でした。

御用をお願いすれば御用があるから教会に来る。それが参拝のきっかけになる。また、同世代が生き生きと御用をしていれば、周りも「自分も」となりやすいのではないでしょうか。

初子
私は夫が転勤族で、鎌倉に来た時も知り合いがあまりいない中、連合会主催の座談会に参加させていただき、当時悩んでいた問題の話をされていて、感動し助けられた思いになり、それから連合会の御用をさせていただくようになりました。

そこで御用に使っていただく中、大塚さんを始め色々な方と仲良くさせていただき、今に至ります。御用がなければ今のように活動してないと思いますので、連合会へ声かけしていただきありがたかったです。

山口 
連合会でもそうだが、全国の信徒の中には、色々な能力を持った人がいて、大塚さんのいうような「定年を迎えた、元気な人材」はたくさんいると思う。その人材を発掘するのは教会の役目かなと。

村田光治(以下、村田)
数十年前は教師と信徒は別で連合会をしており、互いに独立性を保ちつつ、緊張感をもって連携していました。今は、連合会活動が教師と信徒合同になり、一体感があると感じています。

しかしながら、各教会の興味や方向性の違いによって、連合会行事への参加や関心は様々です。コロナ禍で更に参画が難しくなってしまっていることは、これからの課題だと感じます。

大塚
 連合会イベントのポスターは貼っているけど、アナウンスは無いと言うこともありそうです。

山口 教会の財の問題にも繋がるのかもしれないが、金光教の教会は独立採算制で、どうしても自教会を優先しなきゃいけなくなるのだと思う。

今後、どうすればいいかなど思うことはありますか。

大塚 大きな行事がしにくい現在ではありますが、イベントをすることで御用が増え、人が育つことに繋がると思いますので、今後も定期的に大きな行事をするべきだと思います。

村田 老若男女で力を合わせるのに、行事をするのは賛成です。

山口 同じく、人材の発掘の為にも、これから交流を増やしていきたいと思います。

初子 同じように思いますが、とはいえ新しい人・若い人への声かけはどうすればいいのかな、と悩みます。

山田
今、金光教は一番苦しい時ではないかなと思います。しかし、金光教の値打ちが下がっているわけではなく、むしろこれからの世の中に必要な教えがたくさんあると感じます。


これからアプローチを模索していき、本部や大きい団体では出来ない細かい動きを、連合会でさせていただきたいと思います。


金光教を背負って「誇りをもって」行事を起こし、人材を発掘・育成しながら盛り上がっていければいいですね。。

2024年01月19日