ご挨拶
神奈川山梨教会連合会 会長 山田信二
「喜びを未来に」
昨年、初代横浜教会長・福田助次郎師が、一八九二年に横浜で公式の布教を始めたことを起点として、百三十年を数えました。私たちは、これを連合会地域内での布教始めと捉えて「神奈川山梨布教百三十年」と呼んで、記念の取り組みを様々に行いました。
この本は、現在の連合会の教会を紹介することと、百三十年間の歩みを振り返り、昨年の記念の取り組みを記録し歴史に刻むことを願って編まれたものです。
昨年一年間、連合会の各教会では、「神奈川山梨布教祈願詞」を奉唱させて頂きました。この祈願詞には、節年に当たっての信心のポイントが三点願われていたように感じています。一つは教祖様と先人の願いを受け継いでいくということ、二つ目には私たちが気を引き締めて信心を求めていくということ、三つ目にはこの信心を広く伝えていくことです。
昨年の冒頭にはこれらのことを連合会の活動の上に、そして一人一人の信心生活の上にも行っていきたいとお話ししました。今、振り返れば、御用にあたられた一人一人の方たちの、そのような思いに満ちた一年になったと実感しています。
ご霊地集会で講師の金光英子先生が、二代金光様のご信心の姿勢として、「できることは何なりと喜んでさせて頂く」「できぬことはお詫び申す」「できたことにお礼を申す」という「三つの大切なこと」を教えてくださいました。
この記念の年の取り組みで得たことが、熱冷めて無に帰すようなことがないように、三つのことを信心の土台に頂きながら、信心の喜びを世の中の末の末まで、そして将来の末の末まで伝えていく私たちでありたいと念願しています。
記念事業へのご参加ご協力、ありがとうございました。これからも連合会をよろしくお願いいたします。