神奈川山梨布教130年 「ご霊地集会報告」

「ご霊地集会」 メイン集会報告
 (令和4年10月1日 午後2時30分~4時30分)

 1892(明治25)年に初代横浜教会長・福田助次郎師によって、現在の神奈川山梨教会連合会内での公式の布教が始まりました。今年はそれから満130年を迎えたことから、当連合会では、さまざまな記念事業を行っています。

 そのメインイベントとも言える神奈川山梨布教130年記念「ご霊地集会」が、2022年10月1日と2日の二日にわたり、ご霊地金光で行われました。


 初日は修徳殿でのメイン集会、翌日は3コースに分かれてご霊地地ツアー(Link)が行われました。

 この集会は、当初は、コロナ禍で長くご本部参拝ができなかったことから、コロナが明けたところでご本部に参拝し心をそろえて130周年のお礼を申し上げよう、という願いで企画されました。残念ながら、第7波まで感染状況は続き、万全の状況とはなりませんでしたが、願いを込め感染対策を施して、82名がそれぞれの教会ごとに新幹線、飛行機、貸し切りバスで霊地に参集し、集会に参加しました。初日の修徳殿でのメイン集会には80名、二日目のご霊地ツアーには54名が参加しました。


ご霊地集会のメインである修徳殿での集会は10月1日午後2時30分に、
伊藤かおるさん(鎌倉教会)の司会 で開会。

 


主催者を代表して、連合会長・山田信二先生(横浜西教会)があいさつ。


 「130年前、福田助次郎師が横浜で公式の布教を始められました。そしてそこからさらに多くの先生方が神奈川県山梨県で布教の御用を開始されました。そしてそれを受け継ぐ人があり、展開させる人があり、教師信徒の区別なくお道を伝え伝えられ、助け助けられて、今日に至っています。

 改めて、布教を始めた人たち、御用を受け継いだ人たち、そして信心を伝えた人たちの、その原動力は何だったのかに思いをはせた時、それは『喜び』であったと思います。金光教を伝えたというよりも、金光教の信心をして得られた喜びを伝えたということだと思います。

 このご霊地は、その信心の喜びの原点であり源泉です。今日明日このご霊地で、130年のお礼を申し上げることはもちろんですが、しっかり私たちの信心の喜びをチャージして、またそれぞれの場で、御用にあたり、喜びを表して頂ければと思っています」と語りました。


続いて、福田光一先生(神奈川教会)の先唱で、


 「神徳賛詞」「天地書附奉体」「神奈川山梨布教祈願詞」を奉唱し、教祖様に始まり先覚先師、信心の先輩たちを通して、今信心のおかげを受けている喜びをかみしめつつ、お礼のご祈念を捧げました。「神奈川山梨布教祈願詞」はこの記念の年にあたり、各教会でも奉唱しているものです。


そして、横山光雄先生(丸子教会)が講師を紹介し、記念講演に移りました。


講師の金光英子先生 は、金光教本部在籍教師(1974年補命)で、1972年から金光図書館に奉職され、司書、学芸員、次長、主任司書歴任され、2012年から2020年までは金光図書館長として図書館事業に尽力されました。その他、教内では金光教祭詞起草委員、教団施設審議会委員、教統者記念館審議会委員、学院教育検討委員会委員など歴任。

  教外では、岡山県図書館協会理事、岡山県図書館協会記念行事実行委員長など多数歴任されています。『バラの花咲く』『白川家の門人』『金光喜代さま』『金光様と共に生きた女性たち』『浅口の名所(共著)』などの著書もあります。お父様は金光真整先生(三代金光様の三男)です。

  → 記念講演「同い年を使え~二代金光様のご信心」(要旨)(Link)


お話の後、大塚東子さん(武蔵小杉教会)の進行で、熱心な質疑応答が行われました。

 

 


閉会行事では、連合会副会長で信徒部長の山口和賀雄さん(子安教会)が、


「今日のご霊地集会は、今年の記念事業の中でも一番重要な行事です。たくさんの方に参加いただきありがとうございます。こんなにたくさんの方が参加してくださったのは、今日お話しくださった、金光英子先生の人気のおかげです。ありがとうございました。

 金光英子先生のお話を初めて聞かせていただきましたが、とても聞きやすく、わかりやすく、すとんと入ってきました。家族が仲良くすることの大切さを思いました。また自分を変えることを教えていただきました。『三つの大切なこと』、『できることは何なりと喜んでさせていただく』『できぬことにお詫びを申す』『できたことにお礼を申す』ということを頭に入れて、させて頂きたいと思いました。ありがとうございました。」とあいさつをしました。


引き続き辻秀志さん(小田原教会)が天地書附奉体を先唱し、閉会ご祈念を行いました。

 


 講師の金光英子先生は、参加者にチョコレートをお持ちくださっていて、参加者は出口で頂きました。これは三代金光様の奥様がよくキスチョコをくださったことに因んでのことだそうです。講師の心づくしをありがたく頂きました。


 そして、全員境内に移動し、 教主金光様のお退けをお見送りし、会堂正面の階段でまぶしい夕日を浴びながら記念写真を撮りました。