金光教ビジネスセミナー開催の報告 (令和元年9月29日)

 金光教神奈川山梨教会連合会布教部主催の上記の行事を行いました。出席者は65才以下の正規の資格の方は4名、オブザーバーが5名でした。

 毎年2回開催してきましたので、今回は3年目の最後のセミナーで、これまで6回実施してきたことになります。講師の高橋章浩さんは日本橋教会の信徒で、一流企業の支援指導をされるコンサルタントの実績が豊かな方です。高橋講師の配慮で、連合会のこのセミナーを無償でやっていただきました。


 今回のセミナー・テーマは「自分の考え方を変えて価値創造するステップ」でした。

 セミナーの冒頭、今注目されている AI を取り上げ、大変革するより身近なところに関係性を作るとか、人間同士の関係性を追求することで、付加価値を上げよう!と提案されました。人は意味を変えることでよりよく生きることができる。過去は変えられないが、これからのために意味を変えて生きることができると言うのです。

 創造型のイノベーション(カンガルージャンプ)を狙うより、身近なところの関係性を活かす隣接の可能性を追求する、ゆっくりした直感を活かす接続型のイノベーション(バッタジャンプ)を追求することを勧めたいと。

 大投資による「AI依存の付加価値増期待」よりは身近なところに好機があるので、隣接の可能性やゆっくりした直感追求をすることをお勧めなさいました。

 「手がかりを見つけるマネージメントの手法」として、そこに自分の存在価値があると思えることや、自分でないとできないことを追求することが評価されているとして、「人間はどうして生まれ、どうして生きているかを知らねばなりませんなあ」という教祖のみ教え(山本定次郎の伝え)や、「まあ、考えてみい!」という湯川安太郎先生(玉水教会初代教会長)の言葉を紹介されました。
そして、サービスの本質はこころであるという例として、石川県和倉の“加賀屋のおもてなし”を紹介されました。


ここで、グループ討議に入り、30分後に発表し、講師のコメントをいただきました。

 グループ討議の内容は、それぞれの悩みを出して解決への手段を自身で模索し、グループで模索したのです。講師からのコメントは、発想を点から線へ枠組みを変える、それも横から縦、縦から横と四角の頂点を一つずつたどるように変化させて行くことで異なる4回の視点を経るので意味のある検討ができるという紹介でした。それが「4つのキーで掘り下げる」という手法のことであると言われました。方向性、考え方を変えながら付加価値を作ってゆくのです。


最後に山田連合会長のご挨拶をいただきました。

 「『此方の行は水や火の行ではない。家業の業ぞ』(金光教教祖御理解39)という教祖の言葉がありますが、日々の仕事を修行と心得て、神様の願いに沿った形で実践し繁盛のおかげを頂いていくのがこのお道の信心であるということです。6回のビジネスセミナーを通して、まさにその具体的な方途を教えて頂きました。学んだことをそれぞれの現場に生かすべく精進してまいりましょう!」と提案されました。


  布教部として取り上げた金光教ビジネスセミナーは「経験豊富な講師による業務改善に役立つ方法の紹介と演習を行い、そこに流れる考え方と教祖の御教えとの共通性を学ぶことで、実務的な手法を修得するもの」としてきました。信奉者はもちろん、未信奉者や信心をあまり知らない方が、ビジネスという切り口から信心を学ぶ場になるとも考えてやってまいりました。この方向で進めることは何とかできたのではないかと思っております。

                       文責:辻秀志(連合会布教部長、小田原教会信徒)