輔教懇談会報告 (平成31年3月16)

 平成31年3月16日(土)午後1時30分から16時20分まで、金光教小田原教会を会場に、輔教懇談会を開催し、輔教12名、教師1名が出席しました。

 小田原教会長・宮川先生の先唱でご祈念をいただいた後、吉田章一郎さん(神奈川教会)と高橋正一さん(生麦教会)が、それぞれのテーマに基づいて発題されました。その後、出席者が質問や感想を出し合いました。続いて、出席者全員が輔教活動の現状や悩みなどを報告し合い、宮川先生から総評をいただき、ご祈念もいただいた後に散会しました。


(1)発題テーマA 『教規にみる輔教の役割』 吉田章一郎さん(神奈川教会在籍)

 吉田さんは、教規第11章に規定されている『信徒』『輔教』『教師』の内容について説明され、輔教の役割について補足されました。
  @『信徒』
   ・本教の信心をすすめている者で、在籍教会の信徒名簿に記載されている
   ・在籍教会または本部に在籍する
  A輔教
   ・本教の信心を伝えるため、進んで教会活動を担い、教団活動に参画する
   ・教団に所属し、教会または本部に在籍する
   ・所定の講習会または研修会を修了した者
⇒ 輔教の役割は、進んで教会活動を担い、教団活動に参画することであり、そこにこの制度が作られた時の願いが表れています
  B教師
   ・生神金光大神の取次を現すため、終生、教団及び教会の活動に従事する
   ・教団に所属する    
   ・学院卒業者、または教師検定試験に合格した者
   ☆教師のみ取次ができます

 つづいて吉田さんはご自身の信仰歴について、次のように話されました。
昭和17年生まれました。母方から信心を受け継ぎ、父が化学工場のサラリーマンだったので、あちこちに転勤し、京都島原教会をはじめ、あちこちの教会へ参拝しました。父が横浜転勤になった時に近くに神奈川教会があり、母と参拝し源三郎先生と奥さまのみち先生が迎えてくださいました。その後、転勤で福島(会津若松教会)、中学入学時に東京(碑文谷教会)、中3で長野(松本教会)、卒業間近に川崎に転勤になりました。母の頼みで都立高校の編入試験を受けて転校し一浪後、大学へ進学しました。

 いろいろな教会へ参拝し、いろいろな先生にお世話になり、御用をさせていただきました。目黒の碑文谷教会ではフォーゲルに入っていました。高校時代は松本教会でお世話になり、青年会に入りました。少年少女会、フォーゲル、青年会の活動を通して、御用をさせていただき、浪人中に悩んだことがあり、自分から進んで信心を進めていかないといけないと思いました。源三郎先生はお結界ではあまりおっしゃらなかったが、みち先生から自分から聞いてみてはと言われ、御理解を読んで疑問に思ったことを教会長先生へ聞きました。周りの方からは、源三郎先生の教えを受けているようだと言われ、『若いのに感心』と言われ御用をするようになりました。そのうちに布教センター所長から平日に休みがとれるならば教団会の議員になって欲しいと言われ、2期8年間務めさせていただきました。その後、教務参与を4年させていただき、教務総長が代わったところで辞めさせていただきました。

 思いがけず、教団に12年かかわってきましたが、今考えると神様が仕向けられたことだと思っています。日々の仕事に合わせて、教会の御用を土日に行い、現在に至っています。
 輔教を拝命して15〜6年になります。いろいろな御用をしてきていますが、大切なご用と承知していながら「お手引き」だけは自分には出来ていません。


(2)発題テーマB『信心を伝える生麦教会での輔教の経験』高橋正一さん(生麦教会在籍)

 金光教は教会単位で宗教法人となるのを目指していますが、法人化せずに宗教活動をする個別の教会としている場合もあります。いずれも、教会長のお考えで活動しておりますので、展開が少し違っているところもあります。生麦教会の親教会が鶴見教会で、その親教会が神奈川教会です。生麦教会には、現在4名の先生がおられます。

 私は大阪生まれで、大分→大阪→横浜と転居しました。昭和28年に大阪から横浜に来て、鶴見教会に参拝するようになり、ボーイスカウトを経て信心の道に進み、その後、49年に生麦教会へ移りました。生麦教会の可乃先生から信徒総代になってと頼まれ、それから仕事が忙しくなるまで長くさせていただきました。自分が51歳の時に可乃先生が86歳でお国替えされ、久子先生に言われて葬儀委員長を務め、再び総代を引き受け現在に至っています。

 私は、教会で信者さんの話をまとめて先生へお伝えしたり、新しい信者さんの育成をしたりしています。新しい信者さんが入ってこられても、すぐにやめてしまうことが多いので、馴染みやすいように声かけをしています。先生は何も知らない新信者へも、いろいろ教えようとされます。春と秋の大祭では、私はお結界奉仕をさせていただいています。大祭時の講話や大祭・霊祭の式の後
先生が魚をさばかれる間、中継ぎでお話をさせていただけるのが有り難いです。

 生麦教会長の今村國廣先生は九州の方で、呼子教会から甘木教会を経て、生麦教会に来られました。私は、先生がお結界に座っていらっしゃる時は神様としてのお取次ぎをいただき、お広前では同じ人・信奉者として先生といろいろ意見を交わし、信心の稽古をさせていただいています。自分は信者と先生とを橋渡しする等教会の便利屋になりきろうと思っています。そのためにも、教会長との信頼関係を築き、信者さんが参拝し易くなるような環境を作り、地域活動を通しても誰でも教会に来ていただけるように配慮しています。教会長と一般の方々との中継ぎ(取次みたいに)を行ってもいます。全てが神様のお取り計らいだと思っています。
    
 輔教制度については、最近まであまり知らず、76歳で研修を受け輔教になりました。教師になりたいとも思いましたが、3期12年かけてこれから教師になるのは年齢的にも無理なので止めて、輔教としてやれることはまだ沢山あると言われたことに励まされ、そのつもりになっています。


感想や近況報告等

・最初輔教を受けた時には、勉強会がなかったが、この輔教懇談会が行われていろいろ伺えることがあるので良かったと思う。
・高橋さんの話を聞いてとても感動した。輔教は教師を補完する黒子になる。我々が出来ることがあれば、先生に本来の御用をしていただけると思う。
・輔教になると、人によりいろいろな見方があることや、どんなことをしているかを知る機会にもなります。また、何をしたら良いか分からない人に声かけすることが出来ることもあります。
・輔教としての大事な役割は、お手引活動だと思う。最終的には『一緒にお参りしましょう』と言えると良いですね。本教の良い生き方を伝えたり、人の話を良く聞くことを日常生活の中で努力してやっていこうと思いました。
・輔教の任期は4年ですが、信徒総代や責任役員などの役割を兼任している人も多いようです。
・仕事の合間にお花を生けたりしている。
・輔教2期目ですが、輔教が相手だと言いづらいことも言って下さるし、先生に意識して伝える時もあります。自分の心の中でも輔教として意識してやっています。

 輔教活動内容のアンケート例が紹介され、試験的に各自記入を行い、意見交換しました。自分自身の教会活動などを振り返り、また、他の輔教の方の活動を知る良い機会となりました。なお、アンケートの回収整理は今回の予定に入っておらず参考に持ち帰っていただきました。

(文責 古賀)