第2回輔教懇談会報告 (平成29年9月.3布教部主催)
 

 今年度第二回の輔教懇談会が、9月3日(日)13時半から16時まで、武蔵小杉教会2階ホールで開催され、8教会から14名の輔教が出席した。

 懇談会は、開会行事、連合会会長の挨拶、出席者の自己紹介、発題者の発表2課題、意見交換、そして会長の講評が行われた。

 
(写真: 補綴懇談会の 出席者)

   1.会長の挨拶
   2.岡本和子さん(甲府教会)「輔教になったきっかけ」
   3.大塚東子さん(神奈川教会)「ご本部での輔教研修会を受けて」
   4.意見交換
   5.講評(会長)


 
1.山田信二連合会長のご挨拶

 「一般の信者さんと輔教の違いは何だろうか。御用をさせて頂きたいと自ら願って暑い中をご霊地で研修を受け、任命を受けたのが輔教である。輔教の御用には教会の御用、教団の御用、フォーゲルの御用など多々あり、教会の御用の中にもさまざまな御用があるだろう。御用をしていれば、悩みも苦労もあろうし、また喜びもあるだろう失敗を含めてお互いの体験を参加者皆で共有することで、新しい工夫が生まれるかもしれない。励まし合い学び合うことで、問題を乗り越え、さらに広く大きな御用が出来るのではないかと思う。この懇談会が、皆さんの体験をシェアする場になれれば有難いと思う」
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2.岡本和子さん(甲府教会)の発題「輔教になったきっかけ」

 「私は母方の祖父母からの信心で、三代目になる。が、若い頃はほとんど教会にお参りしていなかった。甲府教会がどこにあるかもよく知らなかったくらいだ。

 平成13年、大腸がんと診断され、すでにステージ3から4の間になっている、手術をして人工肛門を付けることになるだろうと言われた。その時、人工肛門で5年生きるよりは、自然のままで3年生きられればいいと考えていた。教会にお参りし、お届けした。不思議なご都合を頂き、病院を替った。人工肛門は使わずとも大丈夫だろうという診立てで、手術を受けた。退院後も、月例祭に参拝すると、参拝前不具合のところがあったのに、帰り道にはよくなっている、ということが続いて、不思議なおかげを頂いていると思った。

 金光教のことは、名前だけで内容は何も知らず、勉強したいなあと思って、先生にご本をいろいろ貸して頂いて読んだ。さらに勉強したいなと思った時、先生に「本部で研修があるよ」って教えられて、行ったのが輔教の講習だった。だから先生を輔ける役目ということも、布教の役目のことも自覚していなかった。輔教任命後も、先生から“こういう御用をしなさい”と言われたことはなく、今まで通り朝参りを続けていただけだった。4年後追加講習を受けた頃から、これではいけないと思い、先生のお手伝いをしたり、研修会のご案内が来たらなるべく出席するように心がけた。他教会に出かけると、それだけで参考になる。例えば年間予定表を書いて貼ってあるのを見て、こういうのがあれば便利だと思って、先生にお話したら、すぐに同じようなものを作って、貼って下さった。さらに別の教会で、看板にこんこうきょうとふり仮名をしているのを見て、これもいいなあと思って先生にお話したら、また先生はすぐにやって下さった。今は遣り甲斐を感じている。

 今回のこの発題の御用も、荷が重いと思ったが、自分の力でやれる範囲のことでいいのだし、とにかく何でもやらせて頂こうと思って、お受けした。私が参加することで、甲府教会の名前を憶えて下さればうれしいし、これからも積極的に出来ることに取り組んでやっていきたい。」

 
   (写真 発題者のお二人。左が大塚東子さん、右が岡本和子さん)
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3.大塚東子さん(神奈川教会)が「ご本部での輔教研修会を受けて」

5月にご本部で追加講習を受けた。その時の講師のお話の中に具体的にお手引きした例があったので、参考になると思う。ご披露したい。
 
 Aさんは障害のある子を抱えていて傍目には大変な日常のように見える。が、いつも明るく喜びにあふれて生活している。「私は金光教の教会に参っているから、元気で居られる」と常々誰にも話をしていた。お友達がお子さんのことで悩んでいた時、「教会へ参ってみんね?」と誘ったら、ついて来てくれたと言う。またBさんの息子さんに少し障害のある子が生まれた。お嫁さんはノイローゼ状態になった。ところが姑のBさんはいつも笑顔で明るい。お嫁さんが「どうして、お母さんは、いつもどっしりした態度で落ち着いて生活できるのですか?」「私はお取次を頂いているから」「私も教会に連れていって下さい」と、お嫁さんのほうからお願いされたという。

信心を伝えるのが非常に難しい時代になり、特にオーム真理教事件以来、いっそう難しくなった。が、やはり折に触れて、金光教の信者であること、信心をしていることを話すべきだろうと思う。またみ教えを体現することが大事。み教えを口にするのは簡単だが、動に表すことこそが、大変だけれども、大切なことだと思う。

金光教について話す時、焦って話してはだめ。まず相手の話をよく聴くこと。8273で聴くことに徹したい。聴くことで信頼関係が生まれるのだから、相手の話を深く聴くことによって信頼関係を作ろう。もう一つ、「私は金光教を信心してこういうおかげを頂き、幸せだ」と言ったら、それは聞きようによっては自慢になってしまう。「こんなに大変だった、こんなに辛かった、でも金光教のおかげで助けられた」と自分の恥、苦労などマイナスの経験を話そう、自分をさらけ出すことが大事だろうと思う。私もまだ出来ていないけれど、今後も頑張って努力していきたい。」
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4..意見交換

 休憩をはさんで、発題を基に話し合い、次のような意見があった。

・困っている人が居たら、その人のことを祈る。親切にする。「何か信仰しているか?」と尋ねられることもある。その時にこそ、金光教を語る。時節を待つことが大事だと思う。
・宗教の話をするのは難しい。友達を失いかねない。金光教は仏教とかキリスト教のようにメジャーでないし----。よほどの信頼関係が出来てからでないと、信心の話をするのは難しいのではないか。
・私は4代目の信者であるが、父も信心の話をしなかった。背中を見て育ったということかもしれない。私自身も子供に信心を伝えきれていないなあと感じる。
・20代後半で生きるか死ぬかという病気から助けられ、その時、今後自分のことは一切願いませんと神様に誓った。妻や子供など家族、友人知人のことは願っているが。娘が海外出張の時に、自分自身が体調が悪くなることがあって、身代わりになっているのかなあと思う。妻子供3人と家族でお参りしている。輔教の皆さんには、ぜひ、お子さんお孫さんに信心を伝えてほしいなあと思う。
・結婚して金光教を知ったが、私の親に比べて、夫の両親は怒ることがなく、人の悪口も言わず、尊敬できる立派な人たちだなあと思った。信心のせいかなと思って、いつの間にか私も信者になっていた。
・信心の継承がうまくいかないのは、私の祈念が足りないからかなあと思ったり----。理屈が先行しているのかなと考えたり----。
・もっと輔教を増やすことを考えたい。金光教が衰退しているのは紛れもない事実、輔教を増やしていただくよう、先生方にも働きかけていきたい。

また、今後の輔教懇談会の持ち方について、次のような意見があった。
  
・教祖伝の勉強や教義の理解を深める場がほしい。
・祭典の意義などを含めて金光教についての知識を深めたい。
・輔教懇談会は年2回しかないので、勉強会は他の場に譲った方がよい。それよりは交流を目的に、悩みや喜びを話し合い、励まし合っていくのがよいのではないか。
・輔教の懇談会であるから、輔教としての役割の自覚を深めること、布教について考える場にするのがよいと思う。


(写真 懇談会の光景)
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5.講評

最後に山田会長の講評を頂いた。
「刺激的な話を聴かせて頂いた。お手引きも信心継承も大切なテーマだと思う。

先ほど、うっかり宗教の話をしたら友達を失いかねないという意見があったが、押しつけると嫌われるかも知れないが、「私は金光教の信者です」と言う分には、大丈夫だろうと思う。私も金光教の教師になって、金光教以外の人と接触することが少なくなったが、心がけて教外の人ともお付き合いするようにしている。宗教を毛嫌いする人ばかりではないという印象を持つ。力まずに、金光教の信者であることをいつもオープンにしていたらどうかと思う。

家族に信心を伝えるためには、金光教を好きになってもらわなければいけない。それには金光教のいいところを話してほしい。金光教の発展を願うあまり、教師の批判を口にする、教団の在り方を問う、ということはないだろうか。いつも信心の喜びを語ってほしい。また、「教えてやる」という態度を慎んだほうがいい。家族とも友人知人とも、信頼関係を作るために相手の話をよく聴くというのは大切なこと。良い聴き手でありたい。

また、神様の応援を感じてほしい。私の母が御用を始めた当初、私は大学生だったが、金光教を知ってもらいたいと思い、み教えを載せたチラシを作って近所300軒に配った。反応がないと「もうやめようか」と思う。すると、信者さんが、近所の人が「いいことが書いてある」と言っていたと教えてくれた。またしばらくしてやめようかと思うと、チラシを見てお参りする人が現れたりした。うれしかったし、元気が出た。その都度、神様が応援してくださっていると感じた。私たちが、お道を伝えようと頑張っていることを、神様はしっかり見て励ましてくださり、褒めてくださり、手伝ってくださっている。それを感じるアンテナをきちんと張って、御用に当たっていこう。」


辻布教部長から、「今年の輔教研修会はこれで終わりです。来年のことは5人の幹事で協議し、改めてご案内します」という連絡があり、ご祈念、解散した。
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