ごあいさつ
 
   「教祖様ご立教の精神を頂く」     会長 山 田信二 






                              
        
 
 







 立教160年という、大切な記念の年を迎えました。


安政
6年に教祖様が神様から「立教神伝」と呼ばれるお頼みを受けられ、農業を辞めて御用に専念されるようになったのが、金光教の立教です。そのお頼みとは、「世間になんぼうも難儀な氏子あり、取次助けてやってくれ」「欲を放して、天地金乃神を助けてくれ」というお頼みです。

それまでの教祖様は、親神様と出会われることでご自身の生活の上におかげを受けられるようになりました。そして、それを聞きつけて難儀を抱えた人たちが訪ねて来るようになり、教祖様は話を聞き、祈り、神様のことをお話しして、助けてあげるようになったのです。この頃の教祖様の信心は、ご自身の上におかげを受ける信心であり、難儀な人を気の毒に思って助けてあげる信心でした。

立教神伝以降、この教祖様の信心がさらに進んだと思います。

立教神伝では、「難儀な氏子があるから取次助けてやってくれ」というお頼みに加えて、「天地金乃神を助けてくれ」とおっしゃっているのです。これは、「氏子が助からねば神が助からぬ。だから難儀な氏子を助けて神を助けてくれ」ということです。人間の苦しみは、そのまま神様の苦しみであったのです。

このお頼みを受けられた教祖様は、「自分が助かる」「人を助ける」という信心に加えて、「神様をお助けする」という信心の世界に入っていかれました。この時から、教祖様は神様の願いをわが願いとなさり、神様と一緒になって御神願を成就するために生きられるようになったのです。

立教160年に当たり、この教祖様のご精神を私たちも頂いていきたいと思います。人を助けて神様に喜んで頂く信心を、それぞれの生活の中で、それぞれの力を生かして進めていく。連合会という場で、私たちがお互いに磨き合い、高めあい、励まし合って、そのような信心が生き生きと現れていくことを願っています。